【抜毛癖と鉄不足について】

自分も含め、中年になってくると、頭頂部がやけに薄くなったように感じることがあります。頭皮をマッサージしたり、特別なシャンプーを使ってみたりと最近は頭皮にめちゃめちゃ集中しています。

そんな私は、ついつい、「抜いてしまうのはもったいない…。」と、思ってしまうのですが…。苦笑

こればっかりは、なかなかやめられないそうですね。
腕とか脇とか、美容で脱毛したい部分の抜毛なら何の問題もないように思います。
むしろキレイなってよいのかな、なんて。

さて、本題に入りましょう。

この抜毛癖、小児科でも意外に多くのお子さんがこの抜毛癖の症状を抱えて受診されていました。

私の知識と経験からまとめておはなしすると、以下のようになります。
あくまで私的なまとめです。

まず、抜毛ですが、爪かみやチック症状などと類似していると思われます。
もちろん診断基準も症状も全然別物です。それはそうなんですが…。

ただ、最近分かったことは、それらの症状には共通点があるということです。

それは、何かというと「鉄不足」なんです。

症状が発症する機会は、それぞれ理由があり、強い緊張やストレスなのかもしれません。鉄不足は、もしかしたら、発症のしやすさに関係しているのかな？？なんて、考えています。…どうかな？？

私が前にいたクリニックでは、このような症状がある患者さんは採血をしていました。そして結果は、皆さん鉄不足。ほぼ100％といっても過言ではないくらいにです！

で、クリニックなんでクリニックから鉄剤が処方されていました。

前に話したことがあるかもしれません。
鉄不足として鉄剤の処方がなされた場合、結構ガツンと鉄剤を飲むことになります。

毎日ガツンと飲んで、肝臓に蓄えられる貯蔵鉄がきちんとたまるまで、最低３か月から6か月はかかります。

しかし、鉄剤をしっかり飲むと、1年たたないうちに抜毛しなくなってくる方が多かったです。10円ハゲ的なところから髪の毛が無事生えてきたりと。

ただ、同じところを何度も抜くと、毛根が痛んでしまうので、生えにくくはなると思います。鉄剤の補給をしている間、大人は長期化していることが多いので、抜く場所に気を付けて、あまり意気込まず、少しだけゆっくり待ちましょう。

ちょっとびっくりですよね。鉄を補充して症状が改善するなんて…。

クリニックで採血をして、鉄剤の処方を受けるのがよいですが、日ごろの鉄補給を維持しておかないと、いつまでたっても治療が続くことになります。

サプリや薬を毎日飲むのがつらいなら、こんなラブレみたいな物がお勧めです。

投稿者: rosemary@olivenurse