『たまごが先か、にわとりが先か…。』この栄養に関しては、実際どこからお話ししてよいのかというくらい、お話ししたいことが盛りだくさんです。
専門的な難しいお話はお医者さんに任せておいて、私たちは何がいつどのようにすればよいかを知ることから始めましょう。
まず最初に。
赤ちゃんは、お母さんから鉄分を貯金としてたっぷりもらって生まれてきます。
その鉄は脳の発育、神経の伝達などありとあらゆるところに使われます。
とても大切です。
でもその貯金も生後6ヶ月には使い果たしてしまいます。
ご存知でしたか?
そこで大事になってくるのは離乳食とその開始時期です。
現在日本ではゆっくり始めましょうみたいな風潮が残っていますね。
実はちょっと残念なことなんです。
赤ちゃんの胃腸は生後4~5ヶ月には大人と変わらないくらい十分に成長しています。胃腸の機能は大丈夫なんです。では何が言いたいのかというと、こんな話なのです。
離乳食を開始する時、10倍粥から1さじ、また1さじと慎重に開始しますよね。
ゆっくりと慎重に、家族と3食共に食べられるのは一体いつでしょうか。

先ほども言いましたが、生後6ヶ月前後には間違いなく鉄不足になります。
ということは、生後6ヶ月前後には自分で鉄分を摂取できないと鉄不足のままということ。
いいえ、これからどんどん成長していく赤ちゃんは鉄の消費量が増えるから、もっと鉄不足になると言うことです。これは危険!!
よく小学生なんかが鉄不足でイライラ、癇癪、落ち着きがないなど、発達障害に似た症状を起こしていることがあります。でもこれは、言い換えると、問題なく順調にそだったお子さんも、鉄が不足すると困る症状が出てくると言うこと。
では脳を作る時期に鉄が足りない子は一体どうなるのでしょうか。
脳が正しく育たなかったら…。
想像すると怖くないですか??
鉄が足りないせいで脳が順調に発育できない可能性に対して、私たちは一体何ができるのでしょうか。
どのお母さんも、赤ちゃんの食事には十分に気を付けていると思います。
どうせ気を付けるのなら、子供のためになる、効果的なことをやりませんか。
ちゃんと方法はあるんです。

さて、ここでようやく離乳食のお話に戻れます。
先ほど生後4~5ヶ月で成人と同様の消化機能があるとお話ししました。
生後6か月までには鉄分が摂取できるような状態になっていることが望ましいです。
現在の日本は離乳食を始めるのが少し遅めですから、ここは思い切って離乳食を生後4~5ヶ月から始めましょう。
ミルクや母乳に、鉄不足を解消するだけの鉄分は入っていません。
始めると言っても、怖ければ、普通に慎重にゆっくり進めてもらって構いません。そのためのスタート時期です。生後6ヶ月頃までに赤ちゃんが鉄分を摂取できる状況に仕上げるのがベストです。